震災3年目にあたる平成25年度、建築学生によるボランティアの取組みとして「失われた街」模型復元プロジェクト実行委員会では、NHK盛岡放送局の協力を得てプロジェクト「ふるさとの記憶」を立ち上げ、震災を風化させないための活動を行って参りました。
震災によって失われた被災地の町並みを模型で復元することに取り組むこのプロジェクトでは、建築を学ぶ学生たちの手によって制作された真っ白な模型を媒介に、現地でワークショップを重ね、そこに暮らす人々がかつての街への愛着と地域のつながりを取り戻していく過程を丁寧に記録して参りました。
住民のみなさんの思い出と色が積み重ねられた「模型」が人々の「記憶の風化」を防ぐために役立つことを願い、また被災地の方々の“記憶の復興”の機会を提供させていただくことを目的に、震災から3年の節目を迎える平成26年3月、盛岡アイーナを会場にこれまで制作した岩手県沿岸各地の「模型」を一堂に会した『特別展』を開催しました。
本企画では『特別展』で展示された模型に加え、岩手県、宮城県の被災地の復元模型をさらに加えた拡大版の展示を行います。
写真:伊藤和臣
地図
写真
会場:なのはなプラザ2F
〒021-0881
岩手県一関市大町4-29
会期:2014.7.26 - 8.10(会期中無休)
時間:9:00 - 18:00(最終入場17:30)
入場料:無料
「失われた街」模型復元プロジェクト実行委員会事務局
TEL: (078)803-6434(神戸大学槻橋研究室内)