記憶の街ワークショップ─気仙沼-内湾
2011年3月、東日本大震災による地震とその後の大津波により、多くの街と集落が一瞬にして失われてしまいました。私たちは建築学生のボランティアによって失われた街を縮尺1/500の模型で復元する「失われた街」模型復元プロジェクトに取り組んで参りました。その一環として、気仙沼市において2011年7月より取り組んでいる「記憶の街ワークショップ」は、失われた街の記憶を継承し、次世代に伝えていくことを目的としたプロジェクトです。
伝統ある商都・気仙沼の再生を願い、気仙沼内湾地区一帯を対象に1/500復元模型を制作し、市民に公開するワークショップを行います。そして得られた証言を元に、演劇チームによる朗読作品「失われた街 ギャラリー・リーディング」を学生や市民と共に制作します。
記憶の街ワークショップ｜スケジュール
2012.9.22-28｜記憶の街ワークショップ+復元模型展示｜気仙沼市役所ワン・テン庁舎 2F交流プラザ ｜10時-16時
気仙沼・内湾地区を復元した縮尺1/500の白い模型を見ながら街の思い出をお聞かせ下さい。着彩作業にもご参加いただけます。また2011年7月より制作してきた他の地域の模型も展示いたします。
2012.9.29・30｜演劇制作ワークショップ『失われた街 ギャラリー・リーディング─気仙沼-内湾』｜みなみまちcadocco［南町紫市場内］｜10時-15時
模型ワークショップから得られた内湾地区の記憶を元に、演劇チームと共に朗読劇を制作します。演劇の経験は不要です。
◎演出：高尾隆［演出家・東京学芸大学准教授］ほか、演劇チーム
2012.9.30｜演劇公演｜南町紫市場 イベント広場｜15時開演
プログラム
1.『失われた街 ギャラリー・リーディング─気仙沼-内湾』
ワークショップ作品公演
2.『失われた街 ギャラリー・リーディング─気仙沼-鹿折／大沢』
復元模型と住民の証言による朗読劇
◎演出：高尾隆 制作：保倉りえ 企画協力：高宮知数 （2011年10月初演）
