主に首都圏の大学生によって作成された復元模型を展示します。地域にして22地域、1m四方の模型単位にして67個分の模型によって東北の街や三陸海岸の集落が再現されています。豊かな自然環境の中で育まれ、3.11によって失われた風景の多様性を体感し、かけがえのない日常があったことを伝えます。
[制作地域]岩手県|野田[九戸郡野田村]/田野畑[下閉伊郡田野畑村]/田老[宮古市]/女遊戸[宮古市崎山]/重茂[宮古市重茂]/釜石[釜石市]/崎浜[大船渡市三陸町越喜来]/大船渡[大船渡市]/陸前高田[陸前高田市]宮城県|唐桑・大沢[気仙沼市]/鹿折[気仙沼市]/弁天町[気仙沼市]/南気仙沼駅周辺[気仙沼市]/大島[気仙沼市]/志津川[南三陸町]/女川[牡鹿郡女川町]/石巻[石巻市]/荻浜・小積浜[石巻市]/鮎川浜[石巻市]/荒浜[仙台市若林区]福島県|相馬港[相馬市]/浪江[双葉郡浪江町]
復元模型をのぞき込んだ現地の人々から、多くの言葉が語られました。2011年6月から宮城県気仙沼市の各地において地域の皆さんと模型に色を塗り、思い出の場所にフラッグを立てる「記憶の街ワークショップ」を行ってきました。地図や写真では見えなかった街の記憶が立体的に現れます。本展ではワークショップ模型の展示に加え、プロジェクトに参加した演劇人達によって制作された住民の証言を元にした演劇作品『失われた街 ギャラリー・リーディング〜鹿折(宮城県気仙沼市)〜』(演出:高尾隆、映像監督:蔵岡登志美)を上映します。
*映像作品は会期中、常時放映中(イベント開催時は除く)
*女遊戸[岩手県宮古市崎山]
*浪江[福島県双葉郡浪江町]
*石巻[宮城県石巻市]
*写真撮影:太田拓実
東日本大震災からの復興は長い道のりです。失われた街横浜展では横浜と東北の被災地をつなぐ活動をされている様々な方々の活動を紹介し、これからの震災復興支援のあり方、横浜における地震防災のあり方を考える連続トークイベントを開催します。
東北の被災地で活動する大学チームの活動報告を通して、震災復興の現場で専門家や大学ができること、そして今後の東北の復興について語ります。