豊かな自然の中で育まれ、3.11によって失われてしまった風景の多様性を体感し、かけがえのない日常がそこにあったことを伝えます。
[制作地域]岩手県|釜石[釜石市]/大船渡[大船渡市]/陸前高田[陸前高田市]宮城県|志津川[南三陸町]/女川[牡鹿郡女川町]/石巻[石巻市]/鮎川浜[石巻市]/荒浜[仙台市若林区]福島県|相馬港[相馬市]/浪江[双葉郡浪江町]
復元模型をのぞき込んだ現地の人々から、多くの言葉が語られてきました。2011年6月から宮城県気仙沼市の各所において地域の皆さんと模型に色を塗り、思い出を書き込んだフラッグをそれぞれの場所に立てる「記憶の街ワークショップ」を行ってきました。本展ではワークショップを通じて得た住民の方々の証言を元にした演劇作品「失われた街ギャラリーリーディング~鹿折(宮城県気仙沼市)」(演出:高尾隆、映像監督:蔵岡登志美)を上映し、併せて震災時における建築物の応急危険度判定活動に関する映像も上映します。
牡鹿半島の牧浜(宮城県石巻市)で、牡蠣養殖漁業と地域の復興に取り組むリーダーのお話をうかがいます。
槻橋修[神戸大学准教授]によって当プロジェクトの趣旨と現状を報告するとともに、建築関連の業務に携わってきた行政職員の方々によって、今後の復興のあり方について考えます。
18:00 - 18:50
基調講演|『“失われた街”プロジェクトと復興の現場』槻橋修[神戸大学准教授]
19:00 - 20:30
トークセッション|『行政・行政職員に何ができるのか』
事例報告1|阪神淡路-危険度判定・行政支援の経験から高橋徹[神奈川県庁]
事例報告2|東日本-仮設・公営住宅建設支援小塚哲[神奈川県庁]
事例報告3|行政職員のボランティア活動横浜支援隊(松浦拓郎・大村直子・原田夏美[横浜市役所])
パネルディスカッションコーディネーター=長田喜樹[神奈川県建築安全協会会長]
神奈川県の建築関係者による事例報告、パネルディスカッションを通して、自分たちは3.11の震災に対し何ができるか、また何をすべきであるか考察します。
18:00 - 20:00
事例報告2|文化財の修復に向けてスクランブル調査隊[建築士会]
事例報告3|JIAの取り組み森岡茂夫[日本建築家協会JIA神奈川]
事例報告4|仮設住宅コンペとは-事務所協会の取り組み平山正義[事務所協会]
パネルディスカッションコーディネーター=三部佳英[宮城県建築住宅センター理事長]
神奈川県を拠点とする、東北地方において復興活動を行っている団体同士による報告会、及びディスカッションを行います。
18:00 - 20:00
事例報告1|かながわ東日本大震災ボランティアステーションの活動小野尚子[ボランティアステーション]
事例報告2|サポートチームGの活動市原信行[サポートチーム G]
事例報告3|かながわ「ふくしま応援プロジェクト」の活動山内淳[Kfop]
事例報告4|横浜南部市場共栄会の活動大川貴志[南部市場]
パネルディスカッションコーディネーター=塩沢祥子[ボランティアステーション]
展示模型(一部)写真撮影:太田拓実
釜石[岩手県釜石市]
陸前高田[岩手県陸前高田市]
志津川[宮城県南三陸町]
石巻[宮城県石巻市]
荒浜[宮城県仙台市]
相馬港[福島県相馬市]
◎展覧会会場
神奈川県建築安全協会安協サービスセンター [神奈川県横浜市中区元浜町4-36]
◎トークイベント会場
神奈川県建築安全協会本部 [神奈川県横浜市中区元浜町3-21-2 ヘリオスビル内]
◎お問合せ
045-212-3599(神奈川県建築安全協会 総務部 担当|長田/安西)