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新地

着彩模型

【北部】新地町北部は埒浜地区・作田地区などからなる海山里の多様な自然環境を有する地域である。埒川と三滝川の間の砂州にはシジミやアサリが採れ るスポットがあり、海岸沿いに整備された海浜運動公園では子供たちが走り回って遊ぶ姿があった。津波被害を受けた埒浜地区には防災緑地の整 備が計画され、そこに生活していた多くの世帯は作田集落など高台の地区へと移転、既存集落との調和を図りながら地域づくりを進めている。

【南部】新地町南部は沿岸部には漁港を有する釣師地区や大戸浜地区、内陸部には常盤線の新地駅など町の主要施設が集まる街の中心部があり賑わいのあ った地域である。漁港いっぱいに漁船が並び、夏の暑い日には釣師浜で海水浴を楽しむ家族連れや町の大工さんが数日で建てた海の家を見ること ができた。現在、福島第一原発から約50km北の釣師地区では、試験的にのみ漁業が行われている。復興へ向けて常盤線の復旧やそれに合わせた市 街地整備の計画も進められ、かつての「しんち遊海」という花火大会は「やるしかねぇべ祭」と名前を変えて復活した。
(写真撮影:大竹央祐)
製作地域
福島県相馬郡新地町
製作年度
2016.1
製作者
神戸大学槻橋研究室
備考
変則的な形をしています。詳細は7枚目の画像参照。
縮尺
1/500
制作範囲
2000m ×2500m
模型サイズ
4m ×5m
東日本大震災復興支援「失われた街」—LOST HOMES—模型復元プロジェクト