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楢葉-波倉

着彩模型

福島県楢葉町は、浜通りの中央に位置し、福島原子力発電所が近くにある地域です。東日本大震災では津波被害、原発被害ともに深刻な被害がありました。海岸沿いには約10Mの津波が押し寄せ、また福島第一原子力発電所事故により、町内の居住区域の全域が警戒区域に指定されました。現在は解除されており、徐々に帰還が進み、帰町への取り組みも行われています。
波倉地区では海にまつわる思い出が多く、前原・山田浜、下井出では木戸川・井出川にまつわる思い出を多く聞くことができました。
特に楢葉町の木戸川・井出川は、震災前、本州でも有数の鮭の遡上場でした。秋のシャケ祭りなど、記憶の街ワークショップでも遡上や孵化場に関する思い出が非常に多くありました。
震災後は稚魚の放流が行えなかったこともあり、遡上が減っておりましたが、近年孵化事業が再開され、遡上数の増加が期待されています。秋になると鮭が遡上してくるという楢葉町の日常を取り戻し、元気な鮭が楢葉町に帰ってきてくれることを祈っています。
製作地域
福島県双葉郡楢葉町
製作年度
2016.8
制作者
神戸大学槻橋研究室
縮尺
1/500
制作範囲
1000m ×1000m
模型サイズ
2m ×2m
東日本大震災復興支援「失われた街」—LOST HOMES—模型復元プロジェクト