「失われた街」模型復元プロジェクト
記憶の街ワークショップ─いわて・ふるさとの記憶シリーズ
2013年1月から2014年3月までの1年余りにわたり岩手県沿岸部の10の被災地において、1/500復元模型を展示し、住民の皆様と共に記憶の「旗」を立てながら着彩を行い、「記憶の街」を復元していくワークショップを行います。各会の模様はNHK盛岡放送局が取材し番組として制作されます。またワークショップの結果はNHK盛岡放送局との共催にて現地で展覧会を行います。 開催地域= 羅賀[田野畑村]、山田町、田老、大槌、釜石、大船渡、陸前高田、島越[田野畑村]、小本、野田村 期間=2013年 1月〜2014年3月(予定) 主催 =「失われた街」模型復元プロジェクト実行委員会 企画監修=神戸大学大学院 槻橋修研究室 協力=アーキエイド 取材・企画展共催=NHK 盛岡放送局
企画概要
東日本大震災から2年が経ち、大きな被害を受けた地域ではかつての街の面影も失われてしまい、大切な思い出も思い出すことが難しくなってきています。豊かな日常と共に時間をかけてつくられてきた街や村の風景に、そこに暮らしてきた人々の大切な記憶が宿っており、街と共に記憶も失ってしまうことは大きな心の被災ではないかと考え、失われた風景を縮尺1/500の模型で復元するプロジェクトを、全国の建築学生、研究室が連携するボランティアとして進めて参りました。
「記憶の街ワークショップ」は、ふるさとを模型で復元することによって、被災地のみなさまの心の中に残っている「ふるさとの記憶」を模型の上に再現し、「記憶の街」を次世代に残し、地域の再生に活かしていくことを目指します。
2013年は、岩手県沿岸部で大きな被害を受けた10の街・集落において、記憶の街の復元に取り組みます。
いわて・ふるさとの記憶ワークショップ (全10カ所)
特別展「ふるさとの記憶」
「街は記憶でできている」を信念に